アメリカン・アイドル ファイナルシーズン今回の地方予選は、兄弟愛の街フィラデルフィアからです。
2015年8月2日に事前審査が行われ、8月15-16日ペンシルバニアコンベンションセンターで審査員審査が行われました。
S2準優勝のクレイ・エイケンが地方予選事前審査に参加です。歌手で俳優で子供達のための慈善活動家でもあり、2014年ノースカロライナ州第二下院議員選挙区から出馬した政治家でもあります。
大学生の時、小学生の自閉症クラスでの教師になることを決め学んだクレイ。AI出場のきっかけも、アシストしてた自閉症の子供の母親からオーディションを促されたからでした。アイドルツアー中の2003年12月特殊教育の学士号を取得。
ワールドカードから準優勝まで行ったのはクレイが初めてです。
アメリカン・アイドルの日本放送が始まった年、クレイ・エイケンのこのMVが良く流れてて緑色の瞳と歌声に魅了されたのでした。
アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル サイクル12にの舞台演技の指導者にクレイが登場した時は嬉しかった。ファイナルシーズン後も、こんな風に違う番組でファイナリストの顔を観たいです。
『スコーピオン』でキャサリン・マクフィとT-2000の共演を偶然観て喜んだように。
ジャンナ・イザベラ(Gianna Isabella 15歳学生 ニュー・ジャージー州 ジャクソン)“House of the Rising Sun” ブレンダ・K・スターの娘。"I Still Believe"は1988年ビルボードホット100で13位。マライアはブレンダのバックシンガーだった。
母ブレンダがミルクチョコレートの声なら、ジャンナはビターチョコレートの歌声。
ブレンダはJLOとNYのダンススタジオで一緒だった。JLOは会いたいと、審査員室に母ブレンダが呼ばれ再会します。
今まで、ジム・キャリーの娘、ジーン・シモンズの娘と参加してきました。ジャンナ期待できそうです。
母ブレンダも含め4イエスでハリウッド。
デレク・ハフマン(Derek Huffman 21歳 1ドルショップ店員 ロードアイランド州コベントリー
) シャギー“Angel ft. レイヴォン”
参加者控室でクレイから質問されます。「ワールドカードで初めてフィナーレまで残ったのは?」「選挙に初めて出馬したファイナリストは?」「ブロードウェイミュージカルSPMALOに出演したのjは?」全ての質問の答えは「クレイ・エイケン」ですがデレクは全て外しました。
きれいな顔をしてて期待は膨らみました。ミニブームボックスを床に置いた時点で期待も木っ端みじんに。今まで自前のカラオケで歌った参加者っていなかった。
カラオケ伴奏ありでこれならアカペラならどうだったのか。3ノーです。
退室後ハリー「ビームボックスとは驚いたよ」 JLO「何これと思ったわ」
デレク「せっかく楽しませてやったのに、ノーだって。退屈なのが好みなのさ、ホイットニー・ヒューストンとかアダム・ランバートとか」デレクの退屈の基準とwたしの基準がかけ離れてた。
アイザック・コール(Isaac Cole 15歳学生 ペンシルベニア州)リー・ブライス“Love Like Crazy”
ペンシルベニアの農場で暮らすアイザック。広い農場で四輪バギーをウィリーしてる走るアイザック。お父さん?「フィラデルフィアは広いな。農場の方が良いかい?」アイザック「勿論だよ」
アイザック「名字はマクナニー(McNerney)だけど発音しにくいんだ」
ハリー「珍しいな。アイルランド系の名字だね」
キース「ナニー系だよ」キースジョークに笑いが起きる。
JLO「何を歌うの?」
アイザック「弾き語りとアカペラがある」
JLO「ああなたの声を生かせる方でお願い」
アイザック「じゃあ、ギター付きのアカペラにする」受けるキース。
甘いのにとがってる歌声。髪形は“Baby”の頃のジャスティン・ビーバー。唇はブレンダ・リー・ジョンソンのアイザック
JLO「心に染みる曲を選んだのがステキ。15歳で人生の辛さを歌ってる。だけど気にいったわ」
ハリー「機知に富んでて好感が持てる。カントリーだからと言って南部出身じゃない君が南部なまりで歌う必要はない。君らしく自然体で歌ってごらん。誰かのふりをしなくても、カントリー歌手になれる」
キース「花が開くまでもう少し時間がかかりそうだが、将来はかなり有望だ」
3イエスでハりウッド。ギターケースにキースのサインをもらうアイザック。ギターケースを出口まで運んでくれるキース。
エド・シーランの“Thinking Out Loud ”を歌うJLO。♪ずっと貴美を愛してる70歳になるまで♪ キース♪71歳になったらお別れ♪ キースキース。
審査員を始めた当初ノーを伝えるのが辛かったJLO。今は叩き切ってます。見えない希望を与える方が残酷。100%の拒絶より1%の希望の方がより残酷だもの。
サラ・シュトゥルム(Sarah Sturm 17歳学生/卵料理レストラン店員 バージニア州 センタービル)メーガン・トレイナー “Lips Are Moving”
卵料理が有名なレストラン「エッグスペクテーション」で働きながら学校に通ってるサラ。
卵の殻を欲しがった男性客がいて、サラの解釈は自分の殻を破るためと思ってます。キースは「鶏に食べさせるためかも」と。私は植木鉢にかと。植木鉢に貝の殻とか卵の殻を飾ってあるお庭をよく目にしてたので。
ローラとエマ・ワトソンが、より軽妙で幼く物怖じしなくなったのがサラ。
メーガンに少し似た声質に軽快さをプラスした感じかな。服装と顔からもっと甘く歌うのかと思ってたから、嬉しい誤算だった。
JLO「良かったわ。若くて怖いもの知らずのとこが良かった」
キース「堂々としてた。気にいった」
ハリー「君は特別。年齢から想像できない成熟した歌声が魅力」
キース「eggs-spectations 私達の期待を超えてくれた」
お店の名前を覚えてくれてて喜ぶサラ。3イエスでハリウッド。
ハリー「君は今日の目玉だ!」卵に掛けたジョーク打サラにもJLOにさえも通じずちょっと凹むハリー。
エリス・バンクス(Ellis Banks 25歳ビル管理 インディアナ州インディアナポリス)ガガの“Born This Way”
控室からにいるときは黒のタンクトップにキャップにチノパンツだったのが、審査にはこの格好でした。ヘアウィッグもおパンツもキラキラ。審査員に手作りのキラキラウィッグをプレゼント。
ガガへの敬愛も感じられるパフォーマンスでしたが不合格。着替えないで歌った方が、本来の実力が発揮できた気がするわ。番組と曲への思いが強すぎて昂ったんじゃないかな。
ジェン・ブロッソル(Jenn Blosil 23歳保育士 ユタ州オレム出身/ニューヨーク州ブルックリン在住) 楽器:ギター、ピアノ。イマジン・ドラゴンズ“Radioactive”
JLO「私もジェニファーをジェンと略す時、nが二つのジェンなの」
マイペースでゆっくりと話す雲の上を歩いてるような不思議な雰囲気のジェン。保育士?チャイルドケアならハードな仕事だろうが、ジェンの雰囲気だったら子供も安心して心から寛げそうに感じる。
歌はロック!こんなギャップがあって印象深い人忘れられっこない。誰かが歌う“Radioactive”ではなく彼女独自の物。鳥肌とともに震え痺れる。
JLO「感動しちゃった。凄く気に入った」
キース「歌詞が心に響く声をしてる。自然体で歌えてるし、存在感もある」
ハリー「第一印象って大事だろ。私は彼女に対し(言い淀む)想像してた声と違った」
JLO「アーティストのようだった」
審査員の評価に戸惑うジェン。3イエスにがくがくぼ~とし黄金チケットを受けとる。
退室後JLO「妖精みたい」キース「忘れられない」とナッキンコールの“Unforgettable”を歌う。JLO「そんな感じよ」
あ~ナタリー・コールよ永遠なれ。ハリソン・コーエン(Harrison Cohen 17歳学生)オリジナル曲で“ No Time”
ハリソンのお祖父ちゃん、参加者の女性に釘付け。お祖父ちゃんから女性の口説き方を教わってるハリソン。2人ともJLO狙い。今は独身だから狙い目。
挑発的な流し目、スパニッシュギターそのままドラマになりそう。ざっくりと、運命の女性だと思ってたのに去られた歌詞。マイケル・オーランドもピアノを楽しそうに弾いてる。
キース「君の曲気に入った」
JLO「ラテンの曲ね。声も曲も凄く素敵。ラジオから流れてきそう」
キース「ピアノの伴奏とも息もぴったり」
ハリー「才能は認めるが、番組はケリー・クラークソンの様な力強い歌声を持つスターを発掘しなきゃならない」
3イエスでハリソン「ジェニファー愛してる」
セクシーお祖父ちゃんの登場。
お祖父ちゃんが教える恋の助言「女性の一番悪い所を見つけ、それを伸ばせ」
なんかわかるような。昔々乙女だった頃許せなかった欠点が、今は愛おしいと思えるようになってる。
ジョン・アーサー・グリーン’(John Arthur Greene 27歳舞台俳優 ノースカロライナ州ローリー出身/ニューヨーク州在住)キースの“Somebody Like You”
「ノースカロライナの牧場で育った。今はニューヨークシティに住んでる。5歳上の兄と警官と強盗ごっこでよく遊んでた。僕が8歳の時、両親の結婚記念日に兄が亡くなった。音楽の御蔭で気持ちの整理をつけられた。兄とは一心同体だった。
あの日も警察ごっこで遊んでた。僕は部屋に隠れてた。
農場に住んでたから家に銃は置いてあったが普段は弾を込めてなかった。でもあの晩は弾が入ってて、兄が部屋に入ってきたとき銃が暴発した。
兄は僕の腕の中で死んだ。抱いた時兄は息絶えてた。僕の所為だ。
兄を思い出さない日は無い僕が代わりに死んで兄に生きてほしかった。それは叶わない事だから、今は心の中でお互いを支え合ってる」
乗り越えるには重すぎる出来事。一心同体である兄と生きる道を選んだジョン。
そんな話を聞いた後では、無理してるんではとつい思ってしまうが、高音は美しい。
キース「普段の仕事は?」
ジョン「ブロードウェイで『マチルダ』を」
キース「うちの子はあの歌が大好きだ」
ハリー「君の力強い声は魅力だが、他に強みがあるか疑問だ」
JLO「どこまで勝ち残れるかわからないけど、魅力があるのは確か」
キース「君の生い立ちは?」
ジョン「実家はノースカロライナの農場で、両親が牧師だから僕も教会音楽を歌って育った。僕が8歳の時兄を亡くした。5歳上の兄が亡くなって全てが変わった。でも音楽に助けられた」
キース「お気の毒に。今の君は出演作の役に入り込んでるんだろう。今日はその影響を感じたが、別の一面もありそうだ」
ハリーはノー。JLOはイエス。キースは他の曲も聴いてみたいとイエスでハリウッド。
ここフィラデルフィア予選からトップ10が出るとハリー。ビーバー風の髪形をしてた子は将来大物になる予感がするとJLO。孫に恋の手ほどきをするハリソンのお祖父ちゃんにハリウッドでまた会いたいとキース。
私は不思議なジェン・ブロッソルが最も気になります。